創作と日常と

書いた「作品」らしきもの、また日常のこと、思うこと等々。

小さな話

今の人はあまり考えないように見える… 気のせいかな。 そりゃ考えるさ!「考える」定義はさておき! でも考えることから避けて… 考えないよう考えないよう、してるように見える… 気のせいだ、きっと。 ネットで人に見せるからかな。 ひとりになったら、憂鬱…

非日常?

ようやっとここまで書けた、いいんじゃね?と思ってたら、その先につまずき、今まで書いたものを最初から読み直せば… ナンダ全然じゃん!となり、また書き直すことになり、今までのぜんぶが水泡に帰す思いに駆られ…… 仕方なく豚汁を作る、ごぼうをささがきに…

連想ゲーム

スイカの皮近くまで食べていると?─── カブトムシになった気分。ぬか漬けキュウリ、まだ緑の多い所を食べちゃったりしたら?─── スズムシ。自分より身体の大きな女性に抱きついたとしたら?─── セミ。セックスしてるときは?─── ミトコンドリア。なんとかな…

自分で、自分のこと、わかんないッスよね

Sさんに言った。バス・ターミナルへ向かう、帰り道。 まわりにいる人のほうが、よっぽどぼくのこと、知ってくれてる気がします。 ─── そうだね、かめちゃん、仕事もそう。自分で、評価は下せない。 Sさんが言った。 そうだなぁ、と思う。で、ぼくが言う、自…

恥ずかしさ

恥ずかしさを、大切にしたいと思う。 昔書いたものを読み返せば… とてもじゃないが、人様にお見せするようなことを書いていない。ひどい内容、かきかた、重心の置き方だと思えるものが、少なくない。 それでも、公開している。同じようなことばかり書き、── …

地球を介して

そしてきみは疲れる。 結局、心細くなる。独りを、心から喜べなくなる。 疲れたら── 月の光を浴びよう。 月の光に、心身を洗おう。 向こうで、太陽が嫉妬する。「あいつはまわりに迎合しない、酷いやつだ。おれはこんなに燃えたぎり、まわりを輝かせてやって…

火星

私は火星である。かつては水を持ち、都市を持ち、栄えた文明を持っていた。 かつては生命を持っていた。今も、「私」という宇宙に浮かぶ、生命体ではある。 地球が見える。かれは病んだ魂だ。かつての私のように、かれは病み、荒んでいる。 かれの住人どもは…

忘れない

昔、見たことがある 懐かしい風景、道、空気、陽射し… 風。 そう、繰り返してるだけで 特に目新しくない でも、それはいつも新しい 太陽の光、その粒子も 月のあかりも、雨粒も 地上に届く すべてのものは新しい 一瞬一瞬、一粒一粒の つぶ の連鎖が この世…

なんで異世界ファンタジーが書けないんだろう? 誰かにそう言ったら、 それはあなたにとって現実が異世界だからでしょう、と言われたことがある。 そりゃそうだ。 誰もが自分の星に住んでる異星人だからねえ。

ただ存在するものとして

ひとつの事を、成し遂げようとしないこと。「これをやり遂げよう」などと一大決心をして実際にやり遂げてしまったら、もう終わってしまうから。これをやり遂げよう── そう考えるだけで何もしないでいるのが、良し。夢想の花、頭に咲かせるだけで、良し。無限…

確認

どう考えても、心を養うことになる。 望む、望まざるとも。 今までのことも、ぜんぶ、そのためのもので。 これからも、それは続いていく。 養う、養われる。 家族を、とか、そういう意味の養いではなく 人、ひと、ヒト。 物、もの、モノ。 それら、これら。 …

ドストエフスキーは知っていたね。楽園はすぐそこにあるのに、人は苦しむ方へ行くことを。 自分からすすんで、人間は苦しがっているということを。

それぞれの宇宙

彷徨ってるネ、幾度目か いつもか。 一定しないネ、してるけど 軌道を辿り その中で ぐるぐる回っているわけだ 外にはないネ、内にある 外にあって 内にない おんなじだったネ、宇宙 わかるものでも 知るものでもなく 言葉にすれば ただそうなるだけで 気持…

地球の誕生?

45億年前? ふん、人間がそう考えるだけじゃないか。 あらゆる生物の中で、人間が一番進化した? よく言うわ。「ミトコンドリアなんていう下等な生物なら、宇宙にもいるかもしれませんがね」学者が言う。 下等な生物? よく言えるな。ミトコンドリアがいなけ…

虚言の拠点

哲学、信念、などというと、たいそうに聞こえる。が、結局そういうものが必要なのだ。 政治には。そして民にも。 そういうものがないから、安直なカネに走る。愚鈍な人間関係、ハバツに入って安穏としようとする。 汚れた川にみんなで流されて、いざとなった…

瞑想対象

近所で大工さんの立てる音がする。川向うの、どっかで。 電車に乗れば、ガタンゴトンと音がした。 信号待ちで、目の前に車が行き交う。 これらも、瞑想の対象になるという。呼吸の瞑想しか知らないが、この世のあらゆるものが瞑想対象になるのかもしれない。…

名称

マインドフルネスだの瞑想だのというと、いかにもいかがわしいと感じられなくもない。 書くと、大体そうなる。笑える話だ。だから、一人静かに、じっとしているのがよろし。 座禅だの修行だの、宗教まがいのことは書かぬがよろし。生きてるだけで十分修行だ…

動かない時間

何をするにも ふさわしくない時間 何をしても そらぞらしい時間 浮つく時間 無重力の時間があります あっち向いても こっち向いても どっち向いてるのか分からない この世とあの世 行ったり来たりするような そんな時間 そんな時間は 心だけ 彷徨っていまし…

相手を変えようとするのではない。自分が変わろうとすること… それが愛だ。 … だから難しいって?

対話

かれが言った、「ぼくはほんとうの自分であったためしがないんだ…」わたしが言った、「そのほんとうの自分をきみは知っているのかい?…」

ムカシ、ムカシノ、オハナシヨ

小学生の頃、「銀河鉄道999」というマンガが好きで、私は主人公の星野鉄郎の格好をマネていた。 大きな風呂敷を母からもらい、それを体にまとったりしていた。 そして「地球⇔アンドロメダ(だっけ?)」、無期限、の定期券を自分で書いて作り、父からもらっ…

人は関係するところの関係であり、関係したものと関係した自分との関係であり、関係した自分と自分との関係なのである──

転んだ後も、杖を。

この杖を、ずっと使ってきた。この杖に、導かれて歩いていた。 転んだって、懲りないよ。この杖は、一緒に生きて来たんだから。 何度転んだって、どうってことない。 そのたびに、親しくなれる。 転ばなかったら、わからなかったことも沢山ある。 自分はこれ…

「真似る」と「学ぶ」

「学ぶ」は、「真似る」から来ているらしい。1日真似たら、1日の真似。3日真似たら、3日の真似。でも、一生真似たら、ほんまもんになるらしい。

夏の木陰

スーパーへ買い物に行く途中、陽射しが強かったので、木陰に入っていた。 信号待ち。 ああ、おれはもうダメなんだな、と思っていたら、知らないうちに、知らないおばちゃんが私の後ろに立っていたらしい。 夏の木陰は、希少価値である。 信号が青になったこ…

私の独り言

10代の頃は、「死にたいな」 20代では、「死が来る」 30になったら、「もうダメだ」

共感など求めるな。 一人一人、違うのだ。 肝に命じよ。

弱いままで

自己の弱さを否定し、強くなろうとしない。 弱さを認め、そこから生きていくということ。 そこから始めたい。 気分は数秒単位で変わる。 でもその気分の根幹、「私」は変わらない。 そこらへんを、だいじにしたい。 カッコよくなろうとするのは、おしまい。 …

時間

齢を重ねると時間と同化していくんだよ。時間と存在のあいだにだんだん、差異がなくなるのさ子どもの頃は時間から離れて存在していたのにどんどん時間に持って行かれるのさ時間は何もしていないのに時間は存在すらしないのに追いつき、追い越し、追い越され…

水と砂漠

水が砂を食っているのか、砂が水を飲んでいるのかわたしには分別がつかない。ただ、見えていた水がなくなったので砂に沁み込み、水が消えたように見えた。すると今度は水がほんとうにあったのかそんな疑いが頭をもたげた。見えていたものがなくなった。しか…