雑談
人は何故夢を見るんだろう?(寝てる時の夢ね) 朝目が覚めて、しばらく、その夢の余韻に浸ることがある。 「夢を追う」感覚。見ていた夢を、よく、もっと細部を思い出そうとしている。 大抵の夢には物語性がない。いきなり場面転換したり、なぜ夢の中ではそ…
6本のうち、5本を観た。観ていないのは「ザ・ウォーク」だけ。冒頭の15分余りを観たが、どうもイベント色が強すぎるように感じて、これで90分は冗長に思われ、断念。「ピース・バイ・チョコレート」はいかにも映画だった。いかにもという内容で、いかにも…
こないだ「ラジオ深夜便」で紹介されていた。 オンラインで誰でも無料で観れるという。 とにかく知ってほしい、という思いで撮影された映画。 ばかげた金をかけ、ヒットさせてやろうとか、功名心のない映画… というような紹介のされ方だった。 観てみた。「…
近年、こわいな、と感じることがある。 チェルノブイリにしても、原発、核の被害、もしかして、考えていたほど、大きなものにはならないんじゃないか? と。 そう考えた自分が、こわくなった。 チェルノブイリには樹木が生え、鳥も飛んでいる? 人間が一体ど…
人間なんか、生きてせいぜい100年だ。 ノミの心臓にも及ばない。 たった20年、30年で、何を判断できるというのかね? 30年前? 温暖化は、すでに叫ばれていたよ。 ところが当時、そんな実感が湧かなかった。 そりゃ暑かったけど、その次の年、次の年も、そん…
何とも言えない世界になってきたな。 ああ。トランプ? 前の大統領も明らかにボケていたが。 78歳? プロレスラーみたいなプレジデント… ボケてないと、一国の主なんか務まらないのかもよ。 変に自我があって、「この国をよくしよう」なんて奴は、潰されるの…
フクは今日もフローリングの床の上にお股をおっぴろげて、完全無防備、腹を見せて寝ている。 2年前の6月の終わり。 家に来たフクは、キャリーの中から出ようとしなかった。 もう夏のような、暑い日だった。食器に入れた水も飲まず、ただただジーッと無言でキ…
今フクは、フローリングの床の上に股をおっぴろげ、壁際にひっついている。 この「お股おっぴろげポーズ」は、フクの得意技である。 暑いのだろう。 フクが家にやって来たのも、2年前の今頃だった。 ぼくはジャスコで職場の上司と待ち合わせ、定刻どおりにフ…
ぼくは仕事から帰って来る。ドアを開けると、「バリバリバリ…」と音がする。玄関入り口の左斜め前方にある、ダンボール製の爪とぎ器で、フクが爪を研ぐ音だ。 ぼくの部屋はマンションの4階の真ん中にある。どうもフクは、4階の廊下をぼくが歩き始めるあたり…
いやはや、今週はなかなかキツイです。 といいますのも、日曜日の過ごし方を間違えたため。 同居人がいると、どうも家を出たくなってしまうぼくの習性。といって、どこへ逃げるアテもなく(何から逃げているのか?)、仕方なくパチンコ屋へ。結局閉店までい…
とにかく仕事に行きたくないのだ。でも行ってしまうのだ。信用できる正社員は、3名。あとは、自分のことしか考えていない。期間従業員で親しくなった人たちのほうが、よっぽど信頼できる。だが、もんだいは仕事に行きたくない自分である。ライン作業なんか面…
わが家にいる、ほとんど家のあるじであるフク君(♂、2歳)は、白猫である。 おまけにオッド・アイなので、これは将来耳が聞こえなくなる可能性が大きいらしいが、今のところ「ご飯」と言えば「ニャア」と答えるし、「掃除するよ」と言えばトットットと押入れ…
旅人が、真っ暗な淋しい道の先に、ぽつんと無人の家を見つけた。そこで寝支度をしていると、1匹の赤鬼が人間の死体を担いで入って来た。まもなく、1匹の青鬼も入って来た。「これは俺の獲物だ」「いや、俺のだ」 鬼どもは言い合いを始めた。「じゃあ、そこに…
キサーゴータミーという女があった。 彼女は、子を産んだが、その子はまもなく死んでしまった。悲しみのあまり気が狂い、その死骸を抱きながら町をさまよい、この子の病を治してくれる医者を探した。 狂った女を、町の人たちは哀れげに見るだけであったが、…
人は自分にしか関心がない… その要求を満たすためのものがいっぱいだ。X、インスタグラム、LINE… SNSって呼ばれるやつ? 事欠かない、自己発信の広場! 縦横無尽、見出し人間の流れ作業… 刻一刻、TiKTok! くわばらくわばら。みんなTVになって、エッセイス…
しかし時間の感覚ってのは不思議なもんだ… 一年はアッというま! ところが三年となると、遠いような近いような… ぎゅっと詰まってる… 十年になったら? もう忘れてるね! たいていのことは忘れられてく。記憶にも容量があるからね。 自然なこった。二十歳の…
自分がホントと思うことだけ、すれば、いいんだよ。そうすりゃ、後悔することないよ。(ぼくが言う)だって、ホントのことなんか、分かんないわ。(彼女が言う)ウソって、分かるでしょ。ということは、ホントだって、分かるってことなんだよ。… 分かんない…
生きる意味って、何なんだろうね、って、となりで働いていたK君に訊いたら、「うーん、大局的な意味においては、無い、でしょうけど、記憶に残ると思うんです、あ、こいつ、生きてたな、みたいな。その人の中に生き続けることがある以上、意味、あると思い…
むかし予備校でバイトしていた頃、塾の講師もバイトで掛け持ちしていて、1日の、ずいぶん長い間、ネクタイを首に締めていた。 父のお下がりの背広なんか着て、最初のうちは、「これでオレもシャカイジンだ」と、まるでオトナになったようで、ネクタイも、心…
微妙な発見が面白い。 昨日は、一致する時を見た… 見ることはできないから、感得した、というべきだろうが、「今を生きた」というのが最も正確な表現だろう。 呼吸をみつめていると、呼吸する身体と、それをみつめる心が意識せられた。 身体は身体として在り…
歩いて40分近くかかってしまう八百屋さんが、この頃のお気に入りだ。 もちろんPOSレジでなく、昔ながらの手打ちレジ。店内はそんな広くないが、外にこれでもかと数々の野菜、果物。ミカンが網皿の上に鎮座し、リンゴも安くて美味しく、じゃがいもなんかいっ…
夢を見るということだけでも、寝ている間の、知らない自己が主体的に世界を見、その枠内にいるという話であるのに、さらにその中で写真という枠の中を見る、「二重枠」の夢を見た。 ほんのり微笑みながら目覚めた。 大抵、見る夢の共通点は、「まわりから遅…
それにしても、少年期に兄の本棚に見た「世界の名著」、そのモンテーニュ、キルケゴール、老子荘子が、これほどその後の人生に影響を与えうるものになるとは! 兄を軽蔑していたら、その本棚にあった書物も、同じように侮蔑していたかもしれない。 だが、幼…
「ベニスに死す」という映画があるらしい。初老の男が完全なる美を求めて、それを表現しようとする。音楽にだったか、絵画にだったか、それは問題ではない。とにかく完全を目指す。日々、それを目指して努力する。彼の友人は言う、「完全な美なんて、努力し…
日本は私小説が多いらしい。エッセイ(随筆)も、モンテーニュより以前にこの国では書かれていた。 数え切れないほどの人間史、もっと前から書いていた無名人もいたことだろう。 文学自体、知る限り紀元前8世紀のホメロスが今も残っているように、どうもヒ…
2021年6月に始めたようだから、三年半? まぁよく続けてこれたなぁと思う。 この頃はセリーヌはもちろん(この人の作品は、ほんとうに心強い。「書く」とはこういうことだろう、と実感させてくれる)、漱石にもハマッている。またしても。 漱石には「世界」…
という問いを、されたことがある。 大手予備校の受験生向け小雑誌をつくる出版社の社長から。 ぼくは頭の中にいろんなことが思い浮かんで、どれがいちばん自分の本意に近いか、考えていた。 すると、「自分を知るためだろう」と社長はのたもうた。それは、ぼ…
土曜あたりの深夜にやっていた映画。テレビをつけたらやっていた。皆月。「みんな、月でした。」自分ひとりじゃ、光れない。太陽(他人)に反射して、光れるだけ。奥田瑛二と荻野目慶子。主題歌の「早く抱いて」は、山崎ハコ。下田逸郎の曲。そう、ぼくも、…
急に寒くなった今日この頃。 しっかり風邪を引いた。 今回は、「おっ、風邪引いた!」と、風邪菌さんが体内で活性化した瞬間を感じた。(滅多にない体験ですが) 15歳で働いていた頃、バイト先の店長から「風邪引いたらビール飲んでスタミナのつく物食べろ」…
去年の6月の終わりに譲り受けたから、もうすぐ1年になる。 私が猫を飼おうと思ったのは、猫とつきあってみたかったからである。 犬は飼ったことがある。病気ひとつしない、健康で心のやさしい犬だった。 母が雪の日に散歩をしていて、滑って転んだことがあ…