恋愛について
なんていう言葉もあったのである。 ぼくは当時結婚していて、妻がぼくの文章をホームページにつくり公開した。このホームページを妻は熱心に更新してくれて、それなりにいろいろな人たちからメールを頂いていた。 その中のひとりの女性と、ラブ関係に陥って…
離婚をバツイチと表現したくない。ああ、このひとはこういうひとだったんだ、と理解した上での離婚なら、素晴らしいではないか。
長々と書いてきたけれど、結局言いたかったのは、個人個人が幸せたれ、ということに尽きる。 人を好きになることは、何としても素敵なことで、それによって自分自身も知れる。相手のことを思うことで、ベクトルがぐるり回って、自己へ帰ってくる。 結婚して…
34、5の時、求人の正社員募集広告を見て、その会社へ電話した。「失礼ですが、結婚されてますか?」と、確かに、電話の相手が言った。「いえ、してません。」(「してました」とは、言わなかった)「あのー、うちの社長、結婚して家族を養う責任もってる人で…
などと言われたら、あなたはどうするだろうか。どうしたら、「ホントウに」になるのだろうか。
たとえば、今一緒に暮らしているひとと僕は、全く違う。 テレビを見て笑うツボも全く違うし、道を歩いていて気がつく花も全然違う。食べ物の嗜好も音楽の嗜好も、読む本の嗜好も違う。すべてが、全く違っている。 それでも、何かふかい(のか、あさいのか)…
もうずいぶん前のことで、でも忘れられないことがある。 いわゆるセックスをしたら、ぼくはその相手と結婚しなければならない、と考えていた。いわゆるその行為は、人生を揺るがす大きなものだと捉えていた。 当時、早稲田の方に、「社会に適応できない人の…
過日のFMのニュースによると、「恋愛に関心がない」という人が増えているという。その理由として、「雇用や給料の経済面の不安が挙げられる」と報道していた。 また自殺者も、女性に増えている。これも雇用の問題で、経済の不安が原因、あるいは芸能人の自殺…
今も、不倫といえば不倫の関係を続けているということになる。私の一緒に暮らしている人は、カナダの男の人と結婚なさっているからだ。(しかし、不倫! なんと大仰な名称だろう! 倫理にあらずとは、さぞご立派な倫理氏も戸惑っていることだろう) だが、こ…
本でも学問でもないのよ。人を、成長させるのはね、恋愛なの。85歳になった瀬戸内寂聴が、テレビで言う。今年、もう95でしょ。あと5年で100だし…いえ、85、ではないですか。あ、85か、そうだったわねぇ(笑)彼女自身、いささかボケてきているのを、自覚し…
セルジュ・ゲーンズブールの「ジュテーム…」という映画で、主人公は、「一緒にイクこと。それが愛だ。」と言っていた。 一緒にイクこと。これが、愛だというのだ。 それは、様々な意味を含んでいる。 一緒にイクとは、どういうことか? どのような意味であれ…
「恋愛。 好色の念を文化的に言いつくろいしもの。 すなわち、性欲衝動に基づく男女間の激情。 具体的には、一個または数個の異性と一体になろうとあがく特殊な性的煩悶。 色欲の Warming up とでも称すべきか。」 微笑。
「きみ、ひとを愛したことがあるかい?」「あるよ」「どうだったい?」「まず、愛とは何か。この言葉の定義をしないと、空虚な話になる。きみ、愛する人に浮気されたことあるかい?」「あったよ」「怒ったかい?」「怒ったね」「なぜ?」「裏切られた気分に…
「ところで友よ、男と女が一緒に生活するって、大変だろうな」「そらそうよ。まったく異なる者どうしが、同じ場所で生活を共にするんだから! 食器の置き方、洗濯物の干し方ひとつで、殺傷沙汰にさえ発展するさ。それまで、全然違う環境で生きてきたんだし」…
あるお医者さんの奥さんが言っていた、「夫婦生活はね、破れた障子を貼り直し、また破れて、また貼り直し、その繰り返しよ。うちにはね、いつも離婚届が置いてあるの。そのくらいの緊張感がないと(ダメ)、ねぇ(笑)」 まだ結婚したてだったぼくは、うーん…
恋、というのには一途なイメージがある。 愛、というのは、「許す」という感じ。 私の思い込みである。 そう思い込んでいた私に、それはオレひとりではなかった、と都合のいい自信をつかせる、脚本家の大石静のインタビュー記事を読んだ。 自分と同じような…
「愛に肉体は必要か?」 身体、朽ちても、愛は残るだろうに。
ところで、私の股間にあるものは、恋人から「ポチ」と呼ばれている。 以前、私の意志に反して上昇志向になるこのものを、私は嘆いていた。「これはもう、独立した存在だ、どうしてこうなるのか分からない」 私は本気で悲しくて、涙ぐんでいた。(性欲は、ほ…
文字が読めなくてもいいんです。目がなくても、いいんです。見つめあうこと、できると思ってます。見つめあうって、形ではないんです。ホントに見つめあって、感じあっていたいです。愛。確かに、確かに、うつろな言葉。しかし、うつろ=虚無だから、すべて…
ひとつの、小さな点。ただ、触れただけで、できたような点。いつ触れたいつできたたったの、点。
そんな、言葉に一生懸命にならなくても伝わるんだよね、実は。
長持ちさせようとして、頭の中で因数分解のことを考えたりしていた。 宇宙のこととかも考えていた。 要するに、射精を遅らせようとしていたのである。 ということを、ある女の人に言ったら、「え~っ、なんでそんなこと考えてんの」と非難された。「女の子は…
心を込めて、書きました。私は、心を込めてしか、書けませんでした。残念です。あなたへ向けたのに私、自分に夢中になることしかできなかったみたいです。
いつだってそう、「この人となら! うまく行くだろう」「この人は理解者!」「ああ、この人となら!」 その期待、希望がつまづく。 希望の石に。 自分が前もって置いた! でかけりゃでかいほど立ちはだかる… 大怪我! 些細な事が、どでかくなる。 お前の中の…
… これが、椎名麟三から得た、ひとつの答えらしきものである。 それは、うすうす感じてはいた。 中学の時の初恋、おたがいに恋人どうしになった意味での初恋、それは2年で終わったのだが、終わる前に、バイト先で一緒に仕事をしていたOさんに、惹かれてい…
ぼくの初体験は19歳のときだったけれど、そうなるべくして、そうなったということであった。 彼女はとてもぼくを好いていてくれたし、ぼくも彼女が好きであった。 結局ラブホテルに行ったのであるが、そこで、そういう行為をしたということなのであった。 ぼ…
愛する人とのお別れの際には、ふたりが愛し合っていた頃の素晴らしかった思い出をもれなく贈ります。そまつにあつかわないで下さい。届け主 / 時間
誰もわたしを永遠に愛してくれない… 『 ずっと愛してるよ 』って、 今まで何人の男に言われたかしら… でも、みんな、いなくなってしまった…。「大丈夫だよ。それを繰り返していけば、永遠に愛されることになる!」
妻 (わたしは浮気をしている、いけない、いけない。夫に、もっと尽くさなければ)夫 (おれは浮気をしている。いかん、いかん。妻を、もっともっと愛さなければ)
「ねぇ、大好きよ、あなた」「大好きだよ、おまえ」「ずっと、一緒に生きてきたわねぇ。わたし、あなたと一緒に死にたいわ」「ああ、ずっと、一緒に生きてきたなぁ。死ぬときぐらい、ひとりになりたいなあ」