頭の中
この世の怨みは怨みをもって 静まることはありえない 怨みを捨ててこそ静まる これは永遠の法である これは真理と思う ことに戦争においては。 また、ねたみ、そねみ── いくさに繋がる芽、その種が心、土中に根づいている以上は。 その種のものがこの世を覆…
大学にいた頃、フランス語の講師と親しくなって、長野の山のほうに遊んだことがある。 そこは精神障害者?だか、何らかの何かがあって、そういう人たちと一緒に味噌を作ったり畑仕事をする場所だった。その講師が、仲間と共同経営していたのだ。 いたって小…
きみは「生きて行けない」という。「みんなと同じになれない、みんなとうまくやれない」という。で、きみはこの世で自分が生きて行けないと思った。 人間としての何かが、欠落していると思った。つまり、人間失格の烙印を自分に押した。よし! 人間になど、…
セリーヌの怒り、戦争とカネ主義の世界への呪詛とでもいうべき憤懣。それと、瞑想する世界、静かな気持ちで呼吸を観ずる世界は両極か?いずれにしても心の問題であることに変わりない。現前化し、現前化されているものに感化され、変化する。対立するものは…
そしてきみはいつも、こう感じる。「自分は、おかしなところで笑っている。ほかの人が、笑わないところで笑っている」 独特の笑点をもっているようだね。 その笑いにつられ、笑う人もいる。そこがきみの限界なのだ。 きみの笑いを、笑える人間としか、きみは…
つくづく思うよ、「読者」が1000いようが☆が何100あろうが、ほんとうにそれは読まれ、ほんとうに「良き!」と思われているのか、と。 やっかみじゃないよ、何なんだこの世界はと思う。世界だろう、ここなら「はてなブログ」という。 「人との関係」が容易に…
しかし… ほんとうに、自分に向かって書きたいものだ!向かってたって… こんな公開!してるようじゃ、胡散臭い…自分には時間がある。もう公開はやめて、自分だけに向かって、自分だけのために向かって書く! 「社会的」!な問題、事、それだけならおおやけに…
また二泊、パートナーの実家… 二、三年前にマンション住まいになったから実家という実感もないが、そこに行ってきた。 そこで今回気になったのは老いた義父母のことよりも、DVのこと── もちろん義父でなく、週に何日かやはり泊まり掛けで面倒をみてくれるヘ…
宗教は、贖罪のための気休め。人心をつかんで離さない、大きな役割を果たす 慈善活動と呼ばれるものの、主体者にも、どこか心の動き、似たような気配がないでもない。日常の些細な罪も、「祈る」こと、「善行」をすることで、気持ちが楽になる?そのときの人…
── もともと、現実離れしていた、とは言えるね。 そうだねえ…。「教育」みたいなことでも、たぶん多くの人は、「学校の中を」どうにかしようとしてきただろうし、脱学校、なんて考えは、何いってるの? だったろうね。それは今も変わらない。 でも、学校化さ…
私が大検から大学に入ろうとしていた頃、通っていた予備校に素晴らしい講師がいて、以来ずっとおつきあいをさせて頂いている。 このK先生との出会いから、不登校に関する場との関わりが始まり、さらに多くの人たちと知り合うこともできた。 K先生が始め、そ…
なるほど、こいつは書かれること・・・・・・を必要としている… 誰のためでもない、誰のため、誰に向けて書く必要はない… そいつはお前の中にいる。 ただの思索、試作だ。 わかった、また思いっ切り入ってやれ、切れるまで、思いが切れるまで。 あの「あれか…
あの時、愛したあの人は元気かあの時、好きだったあの人は元気かあの時、大好きだったあの人はいつか また会って笑って許し合えたらだって、同じ時間過ごしたんだから一緒に生きたんだからうちとけてなかよくなって別れてでも、かけがえのないあの時 何を考…
疲れたネうん、疲れたヨ。今夜はよく眠れるといいねうん、眠れない夜はつらい。ぐっすり寝て、すっきり目覚めたらそれだけで気持ちいいもんネそう、幸せに、お金なんて要らないネ。自然に身を任せればいいんだヨまだ眠れないなら、それも自然まだ大丈夫、っ…
ほんとによく思う。でも、不思議なのは、みんな、そういうことを考えていないように見えること?「みんな」は、町を歩く集団であったりネットで見る人や、ニュースとか職場で会った人でしかないけど。友達にそういう人はいたけれど「なんで生きてるか」とい…
「神と道徳が人間をダメにさせたのだ」「神は人間に『考えるな』と言い、道徳は『我に従え』と」「信心と従順!」「何が善で何が悪かを疑い、思考することを、われわれは止めたままだ」「2000年間、この慣習に流されるがまま。その結果がこのありさまだ」「…
その相手に向かう言葉。そこには関係があって── 同意、対意がある。 その相手に向かう言葉には、お互いに。 好意、悪意もある。 だから言葉は、それ自体ヌケガラ、記号、縁取られた線、形どられたもので── 実体は、関係であって── お互いにとっての相手が相…
中身がなかった、私には。 からっぽ、埋めようとして あれこれ埋め込んだが 届かなかった。 薄い膜、つくっただけだった。 人づきあいも、文づくりも同じだネ 中身のない私が何か言い 表層ばかりをつくっている「真の世界は虚構だよ」「仮構の世界が現実なん…
「そういう時もあるよ」 声がする、「何も言えなくなるような時間もあるよ。どんな言葉でも、表現できないような時間が…」「どうして時間があるのかね。とってもいい時間、とってもわるい時間がある」声が聞く。「さあねえ。ただ、時間も、そう感じる人がい…
「誰が死んだのか?」とは、池田晶子の墓標に刻まれている言葉だそうだ。新潮文庫から「さよならソクラテス」等の著作あり。「14歳からの哲学」は、たしかベストセラーになっていたはず。 まったく、自分という存在は観念から成るもので、私は誰であるかとい…
結局、どこに重きを置くか、が その人の人生みたいなものを決定づけるのでしょう ところが、ソクラテスはこう言っています、「自分の中に学問はあるのだ」と。 これは、申し訳ていどの頭をもつぼくには「答は自分の内にある」と意訳可能か、と。 もし学問が…
あとは、知らない。 その無のあと、── 気がついたら、「私」という「個」がいた。まわりには、「他」という個々もいた。 無から、星が数多あまた生まれ、宇宙と呼ばれるもの… それを知る者らが生まれた。 その間のことは、知る術もない。 もし、その無… 無じ…
昔々、天も地も、朝も晩も、光も闇も無かった。 あったのは、無。無があるというのもおかしな話だが、あったのだから仕方ない。 そう、「ある」も「ない」も、なかった。だが、なかったということは、あったということでもある。 それも今から思えばの話。な…
いやいや、先日は、どうもありがとうございました。 なんとも、不思議でありながら、おもしろく、また悲しい時もありましたが、いい、一週間でした。 一週間! 一週間も、ともあれ、一緒に、旅をした、というわけです。 青春18きっぷは、やはりいいきっぷで…
そう、ネットでモノを書くぶんには、〈やさしく〉〈読み易く〉〈棘の立たない〉ものにしなきゃならん! そして人のために! 迎合するんだ、「みんながそうしてるから」ってね! いや、俺には信じられんのだ… 承認要求、ただそれだけのために純然と書けるその…
「こうすれば悩みはなくなります」とか「こうすれば happyになれます」という、何ともありがたいブログがいっぱいある。 「役に立つ」からだ。 前向きに! 明るく! ダメですよ、立ち止まって思い悩んでいたら! … そういうものが多くなった理由。 大江によ…
今まで書いてきたこと… その時は一生懸命書いたつもりで、実際そうだった。 が、その時のものを読み返してみれば、なんと恥ずかしい。 言いたかったことはこんなことじゃない、書きたかったのはこんなことじゃ… こんなものを読んでほしいと思っていたのか俺…
私は確認ばかりしてきたようだ。生きてることの確認。こう思った、なぜ思った、の確認。こう感じた、なぜ感じた。こうした、なぜした──現であることを確認し、現でないものを確認し。〈何の目的もなくつくられた人間〉人間も、肉体をもったもの… 肉体という…
これは15年前に僕がブログを始めたきっかけだったが… 当時アメリカで「ブログから社会が変えられた」ということが書かれた本を読んだのだ。 「ブログ入門」的新書だった。社会の中の、何かが変えることができたのだ。 友達が、かめさんブログやらないの?と…
モノは溢れている。 書くこと… 考えることは、せめてモノ以外でありたい。