創作と日常と

書いた「作品」らしきもの、また日常のこと、思うこと等々。

町を歩けば

 商店街にジョン・レノンの「ハッピークリスマス」が流れていた。
 今年は沁みる。
「ウォー・イズ・オーバー、イフ、ユー、ウォント、イット…」
 そして明日はレノンが銃殺されてしまった日。
 この世から暴力はなくならないのか…ちょっとセンチメンタルになってしまった。
 マスク越しだから、小声で口ずさむ。
 
 タバコ屋に行けば、ジタンが在庫切れとのこと。
 専売公社自体に無い感じで、「いつ入って来るか分からないんです」とお姉さん。
 ああ、そうですか…。かなりがっかりする。
「よっぽど売れてるんですね。おいしいんですか、ジタンって」
 お姉さんはタバコを吸わない。
 うーん… どう言ったら伝わるだろう。
 チャンとしたタバコです。そう言うと、「なるほど」と可笑しそうに笑われた。
 人の笑顔っていいなあ! 一緒に笑った。

 パイナップルを買い、牛乳やら納豆やらホッケを買って、商店街。
 あかん。
 ウォー、イズ、オーバー、イフ、ユー、ウォント、イット…
 クリスマスまで、ここを通るたびに、ずっと涙ぐむことになる。
 はやく終わってくれ!!

 

(去年の冬?)