「こうすれば悩みはなくなります」とか「こうすれば happyになれます」という、何ともありがたいブログがいっぱいある。
「役に立つ」からだ。
前向きに! 明るく! ダメですよ、立ち止まって思い悩んでいたら!
… そういうものが多くなった理由。
大江によれば、結局「広告の社会」なのだという。
購買意欲を掻き立てるため!
後ろ向きな、消極的な文章は、人を立ち止まらせる。
考えないで、さっさとクリック、さぁ、「前向きに!」
というわけで、必然「明るく、元気な」小学校の校訓のようなものを土台に置くブログが蔓延る── またそれが「いい」「そうありたい」という、わけのわからない人の求め、ニーズにあたかも応えることになる。
実に、うわべだと思う。
書き手は、そんなにご立派なのか? ご自分の事はさておき、まるでイイことばかり記事にしたところでだ。
何でも細分化、用意された社会だ。
精神的に病んだ人は、チャンとカウンセラーやお医者さんがいらっしゃる。そして病名が与えられ、それを元にカテゴリーが成り立つ!
社会が病んでるんだよ。あなたが病んでるんじゃない!といったところでだ。
「役に立たない」ブログを目指そうか。
お役立ち情報はもう、世に溢れかえってるからなぁ!