創作と日常と

書いた「作品」らしきもの、また日常のこと、思うこと等々。

ユーレイさん

 特に怖いとか、思わない。
 怖いのは、怖いと思う自分自身に問題が、原因があるだろうからだ。

 しかしオーストラリアに暮らしていた友達によれば、
「こっちのユーレイ、昼間から音たててやがるんですよ」

 誰もいない部屋から、けっこうな音が聞こえてきたらしい。


 ぼくはその友達を信じているので、その話を信じる。

 もっと厳密に言えば、その友達を信じている自分を信じている。


 きっとユーレイはいるんだろう。

 自分に関していえば、死んでからさえ、人に迷惑がられたくないと思った。