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これは15年前に僕がブログを始めたきっかけだったが…

当時アメリカで「ブログから社会が変えられた」ということが書かれた本を読んだのだ。

「ブログ入門」的新書だった。社会の中の、何かが変えることができたのだ。

友達が、かめさんブログやらないの？と言ってくれたのが最初のきっかけだったが、いざ開設して書き進めるうち、自分も社会に対して言いたいことが一杯あったのだ。

もちろん自分の身のほどを知らねばならぬ。自分はこうして生きてます、ということを具体的に書き、その上で言いたいことを言っていたつもりだ。

それなりに読まれ、毎日ブログを書くことが生き甲斐のようになっていた。

しかし今は、もうそんなこと言っていられない。まわりを見渡せば、社会に対してどころか、自分のことばかり書いている人だらけのように見える。

ネットはいいね！に支配され、いかに自分のが読まれるか、そればかりのように見える。

何なんだろう、この世界は、と目に見えない圧倒的な流れのようなものを感じる。

もちろん自分のためが基本だ。でもそれだけじゃ、それだけに囚われては… 

「人間」のことを考えたい。