創作と日常と

書いた「作品」らしきもの、また日常のこと、思うこと等々。

短文ふたつ

(片手落ち)

 生と死があって、初めて、生命、あるのに、どうして人は、生ばかりを尊び、死を厭うのだろう?
 まるで生きることだけが、生命そのものであるかのように、どうして見るのだろう?

 (その日まで)

 私は、最期の時、なるべく穏やかに、静かな気持ちで死にたいと思う。そのために、なるべく穏やかに、静かな気持ちで生きたいと思う。「よく生きる」とは、死から生を見つめ、生きていくことにあるように思う。