創作と日常と

書いた「作品」らしきもの、また日常のこと、思うこと等々。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人は何故夢を見るんだろう?(寝てる時の夢ね) 朝目が覚めて、しばらく、その夢の余韻に浸ることがある。 「夢を追う」感覚。見ていた夢を、よく、もっと細部を思い出そうとしている。 大抵の夢には物語性がない。いきなり場面転換したり、なぜ夢の中ではそ…

難民映画祭を観て

6本のうち、5本を観た。観ていないのは「ザ・ウォーク」だけ。冒頭の15分余りを観たが、どうもイベント色が強すぎるように感じて、これで90分は冗長に思われ、断念。「ピース・バイ・チョコレート」はいかにも映画だった。いかにもという内容で、いかにも…

「荘子」より

さて、その昔、堯帝ぎょうていが舜しゅんに向かって言った。「わしは宋そう・膾かい・胥敖しょぎょうの三国を征伐しようと思っている。 だが、南面して天子の位にありながら、武力を用いて征伐をするということは、何ともすっきりしないで、うしろめたい気が…

「難民映画祭」

こないだ「ラジオ深夜便」で紹介されていた。 オンラインで誰でも無料で観れるという。 とにかく知ってほしい、という思いで撮影された映画。 ばかげた金をかけ、ヒットさせてやろうとか、功名心のない映画… というような紹介のされ方だった。 観てみた。「…

今の人はあまり考えないように見える… 気のせいかな。 そりゃ考えるさ!「考える」定義はさておき! でも考えることから避けて… 考えないよう考えないよう、してるように見える… 気のせいだ、きっと。 ネットで人に見せるからかな。 ひとりになったら、憂鬱…

非日常?

ようやっとここまで書けた、いいんじゃね?と思ってたら、その先につまずき、今まで書いたものを最初から読み直せば… ナンダ全然じゃん!となり、また書き直すことになり、今までのぜんぶが水泡に帰す思いに駆られ…… 仕方なく豚汁を作る、ごぼうをささがきに…

戦争について書くのは

ここら辺りが限界のようです… ── あと、思い出すことを書けば、中学のころ見たプロレス雑誌に、フリッツ・フォン・エリックが来日、息子のケビンとともに広島原爆記念資料館へ行く、という記事がありました。 悲惨な写真に、目をそむけた息子に、「ちゃんと…

もしかして

近年、こわいな、と感じることがある。 チェルノブイリにしても、原発、核の被害、もしかして、考えていたほど、大きなものにはならないんじゃないか? と。 そう考えた自分が、こわくなった。 チェルノブイリには樹木が生え、鳥も飛んでいる? 人間が一体ど…

人間なんか、生きてせいぜい100年だ。 ノミの心臓にも及ばない。 たった20年、30年で、何を判断できるというのかね? 30年前? 温暖化は、すでに叫ばれていたよ。 ところが当時、そんな実感が湧かなかった。 そりゃ暑かったけど、その次の年、次の年も、そん…

何とも言えない世界になってきたな。 ああ。トランプ? 前の大統領も明らかにボケていたが。 78歳? プロレスラーみたいなプレジデント… ボケてないと、一国の主なんか務まらないのかもよ。 変に自我があって、「この国をよくしよう」なんて奴は、潰されるの…

モノが豊かになると…

自分のことしか考えない人間が増えるらしい。

モノが豊かになると… ②

自分のことしか考えない人間が増える傾向があるのは事実として、自分のことに関心をもち、興味をもつのは当たり前のことで、そんなに否定的にとらえてもいない。 建て前でつきあったり、どうでもいいような人間関係に振り回されたりする前に、ハナから、 「…

インターネット・ラブ

なんていう言葉もあったのである。 ぼくは当時結婚していて、妻がぼくの文章をホームページにつくり公開した。このホームページを妻は熱心に更新してくれて、それなりにいろいろな人たちからメールを頂いていた。 その中のひとりの女性と、ラブ関係に陥って…

フクの生い立ち ②

フクは今日もフローリングの床の上にお股をおっぴろげて、完全無防備、腹を見せて寝ている。 2年前の6月の終わり。 家に来たフクは、キャリーの中から出ようとしなかった。 もう夏のような、暑い日だった。食器に入れた水も飲まず、ただただジーッと無言でキ…

フクの生い立ち ①

今フクは、フローリングの床の上に股をおっぴろげ、壁際にひっついている。 この「お股おっぴろげポーズ」は、フクの得意技である。 暑いのだろう。 フクが家にやって来たのも、2年前の今頃だった。 ぼくはジャスコで職場の上司と待ち合わせ、定刻どおりにフ…

8年連続年間自殺者3万人超え

自殺に関しては、9歳の頃から現在に至るまでの約30年間、思い続けてきたフシがある。 なぜ自分が自殺を考えたか。 小学生の時、ぼくは「登校拒否児」であった。まわりの子ども達が当然のように学校へ通う中、ぼくだけが学校に行けなかった。明確な理由はない…

マルイチ

離婚をバツイチと表現したくない。ああ、このひとはこういうひとだったんだ、と理解した上での離婚なら、素晴らしいではないか。

資料

家にある、小説やエッセイ等でない戦争に関する本。 岩波書店の「原爆体験」。それと本ではないが七三一部隊の映画のパンフレットのようなもの。 この「原爆体験」は第一章の「心の傷」から「体の傷」「不安」へと続き、被爆者の証言、病状のデータ、後遺症…

ある日の午後

コンコン。ノックの音がする。 特製の椅子に深くもたれていた彼は、うさぎのように飛び起きてしまった。 めずらしい。いきなりこんな音がするなんて。シークレットサービスはどうしたのだ。 彼は机上の電話を取り上げ、受話口へ不機嫌に言った。「おい、ノッ…

連想ゲーム

スイカの皮近くまで食べていると?─── カブトムシになった気分。ぬか漬けキュウリ、まだ緑の多い所を食べちゃったりしたら?─── スズムシ。自分より身体の大きな女性に抱きついたとしたら?─── セミ。セックスしてるときは?─── ミトコンドリア。なんとかな…

今日のフク。「ニャア」の意味。

ぼくは仕事から帰って来る。ドアを開けると、「バリバリバリ…」と音がする。玄関入り口の左斜め前方にある、ダンボール製の爪とぎ器で、フクが爪を研ぐ音だ。 ぼくの部屋はマンションの4階の真ん中にある。どうもフクは、4階の廊下をぼくが歩き始めるあたり…

仕事 ②

いやはや、今週はなかなかキツイです。 といいますのも、日曜日の過ごし方を間違えたため。 同居人がいると、どうも家を出たくなってしまうぼくの習性。といって、どこへ逃げるアテもなく(何から逃げているのか?)、仕方なくパチンコ屋へ。結局閉店までい…

仕事

とにかく仕事に行きたくないのだ。でも行ってしまうのだ。信用できる正社員は、3名。あとは、自分のことしか考えていない。期間従業員で親しくなった人たちのほうが、よっぽど信頼できる。だが、もんだいは仕事に行きたくない自分である。ライン作業なんか面…

白猫は臆病?

わが家にいる、ほとんど家のあるじであるフク君(♂、2歳)は、白猫である。 おまけにオッド・アイなので、これは将来耳が聞こえなくなる可能性が大きいらしいが、今のところ「ご飯」と言えば「ニャア」と答えるし、「掃除するよ」と言えばトットットと押入れ…

① はじめに〜ダンマについて

近所の、どこにでもありそうなお寺さんの年中行事として開かれている、毎月2回の「マインドフルネス」。そのテキストや住職のお話から、私が私なりに学んだ事柄を、こちらに記していこうと思います。 マインドフルネスは、Google、intelといった欧米企業でも…

② ただ「観る」ということ

マインドフルネスは、自分の「入る息」「出る息」を観察する瞑想であることが基本です。 その際、意識する対象が4つあります。 1)カーヤ(kaya:身体) 2)ヴェーダナー(vedana:感受) 3)チッタ(citta:心) 4)ダンマ(dhamma:法) 瞑想をしていると…

③ ところで、ブッダについて。

私が最も好きなマンガに、手塚治虫の「ブッダ」がある。その何巻かの1ページに、「あの人のことを思うと、何か心が落ち着いて、大らかな気持ちになるんだよなあ」といったニュアンスを言う1コマがある。 これは、私のブッダへのイメージと一致するので、この…

④ あまりシャチホコばらずに

この「マインドフルネス」の連載。さしあたって有名な(?)瞑想法であるから、迂闊なことは言えない、と慎重に話すつもりだったが、それではあまりに型にハマろうと自分に強いて不自由だ。 お寺の住職から戴いたブッダダーサ著の「呼吸によるマインドフルネ…

⑤ 生かされているということ

正直なところ、なかなか筆(キーボード)が進まない。何故だろう? 書きたい事柄ではあるのだが…。 テキストに多少の反感があるのかもしれぬ。ちょっと宗教的だと思える箇所もあるからだ。また、ここで私は「説明文」のように書いているので、妙な責任めいた…

⑥ 発端

まず歴史上の人物、人間としてゴータマ・ブッダがいた。この実在が、私にはとても興味深い。2500年の時間を経ても、その言葉が残っていることもありがたい。弟子たちによって神聖化され、口から虹色の息を吐いたとか、空を飛んだとか、産まれてすぐ立ったと…